パンパシフィック横浜 十粋会にてミニコンサート


涼しくなりましたね。
皆様どうか風邪など召されませぬよう、暖かくしてお過ごしくださいね。
私は昨日今日とパンパシフィック、十粋会でプレイエルとスタインウェイによるミニコンサートがありました。
曲目は、オールショパンで、エオリアンハープ、ノクターン二番(カミーユプレイエル夫人に献呈された曲)、幻想即興曲、子犬のワルツ、アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ。
プレイエルを弾かせていただくのは今回初めてで、
しかもショパンと同じ時代を生きた1841年につくられたプレイエルは、
温かく優しい音色で、ぎゅっと抱き締めたら壊れてしまいそうなほど、繊細なピアノでした。
今まで出逢ったことのない音に、涙をこらえるのが難しいほど、あたたかいピアノでした。
一音一音が際立ち、愛しく味わうように弾いていた文子先生のピアノを想いました。
私も大事に演奏できたように思います。
また、プレイエルを弾いていたら、同じ象牙の鍵盤で
木のぬくもりのあたたかい音がするベーゼンドルファーが恋しくなりました。
特に最近はスタインウェイで練習することが多く、
純粋で素朴で繊細で温和なプレイエルに触れて
クラシックの原点を再認識できたように感じました。
プレイエルとショパンの関係性をより改めて深く感じた2日間でした。
また、2日ともいらしてくださった方もいて、本当に嬉しかったです。
お花やビーズのネックレスまで作ってきてくださり、山崎様はじめ、ありがとうございました。
喜んでくださることが、私にとっては
音楽の真実に近づけたことと同じくらい嬉しいことです。
これからも頑張ります!!
▲ by piano-0531 | 2010-09-26 05:54 | ブログ