お誕生日。生まれて来れたことに感謝する日。語りきれない日常も全て。良いも悪いもなく出会えたもの。全てを受け入れ感謝して。
お誕生日の朝は、雨音を求め、車も人もあまり通らない道を歩きました。傘に当たる雨音と足音が交差し溶け合う中、より静かに、より穏やかなものへと導かれ、心は浄化されていきました。そしてお昼過ぎには京都へ。
自分と向き合う静かな時間はやはり大切です。今回の目的は菱田春草。横山大観の盟友で36歳という短い生涯の中、画法の追及、実験を続け、その後の日本画の姿を変えた1人の人間。その生き方と魂に心奪われました。常に清らか、静謐で知的。独特な色彩と筆触、奥行き、空間、余白のうまさ。見事でありました。音や気持ちといった、そのもの自体に意味はない。そのものが持つ本質や変化を感じ察知し生きていくこと。奏でること。何より真摯に生きなさいと、雨や絵画から教えていただいた思いです。ご縁をいただき出会えたみなさま!
いつもありがとうございます!
引き続き、どうぞよろしくお願いします。理恵